【レポート】WILL2023@オンライン:「定例オンライン会議(6) 」を開催しました

月が変わって最初の定例オンライン会議のレポートを、ファンドレイザーとして参加しているNPO法人日本プール利用推進協会の山本彩海(やまもっちゃん)がお届けします。


前回のミーティング時はまだまだ暑かった記憶があるのですが、いつもより1週多く3週間の間が空いた第6回のミーティングは、チェックインから「秋祭りでいそがしくなる」「半袖は寒い」など、季節の変化を感じさせる言葉が多く聞かれました。

後半戦に入った今回は、夏ごろから取り組んできた「ロジックモデル」と「“志金”のつかいみち」の発表、次のステップである「“志金”調達計画」作成に向けた「ペルソナシート」「ドナーピラミッド」作成の説明が行われました。


まずは各団体がブラッシュアップしてきたロジックモデルと“志金”のつかいみちの発表とフィードバック。

うりずんチームは前回の定例会議後、今日までの間に2回のミーティングを行い、ロジックモデルを完成させました。

前回までの「利用者」「家族」「医療福祉事業所」に加え、「地域」という項目を増やし「【共生】医療的ケア児と家族が地域に溶け込んでいる」という長期成果がプラスされています。

そして、それを達成するための活動として、「家族まるごとケアプロジェクト」「『安心・安全・楽しい』を広めるプロジェクト」に、「医療的ケア児と家族への理解を広めるプロジェクト」が加わった内容となっていました。

うりずんさんの発表を聞いた時、ロジックモデル作成の終盤で「地域」を増やしてプロジェクトを増やすというのには驚いたと同時に団体が実行できるか、負荷が大きいのではないかと感じました。

それでも、うりずんさんがめざす「医療的ケア児と家族が楽しく安心して過ごせる場所を創る」を達成するために必要な挑戦だということが、うりずんのお二人からは伝わってきました。

また、いきなり地域の活動を何でも行うのではなく、まずは「SNS・HPでの情報発信」「お出かけマップ作り」の2つに次年度は取り組んでいくようです。

「お出かけマップ作り」はGoogleを利用すると聞いて調べてみたところ、医療的ケア児者おでかけマップ - Google My Mapsというものがあるようです。

一から自分たちですべて作り上げるのではなく、今あるものを活用して実現していくというのは、社会課題を解決する上でとても大切な方法だと感じました。

“志金”のつかいみちは、3つのプロジェクトへの利用とそのために都度寄付・マンスリー寄付をメインに集めていくようです。


そして、私がファンドレイザーとしてかかわるこども未来チーム。

こちらは3週間の間に3回(うち1回は前日の朝8時から!)ミーティングを行いました。

こども未来さんはうりずんさんとは逆に、ロジックモデルの「地域」に当たる部分を削り、これまでのものからより絞った内容となっています。

今回は2団体とも「医療的ケア児」がテーマで、ビジョンに似通う部分はみられますが、それまでの活動歴など違いもあり、どこまで今の団体のフェーズで考えるかの違いが今回の発表では顕著にみられたと思います。

今までファンドレイザーとしてかかわってきた立場として、削るのは決して悪いことではなく、最初と比べて横のつながり、縦のつながりがスムーズになっていると感じました。

前日のミーティングから短い時間の間にブラッシュアップしてきた内容を、今後はさらに具体化させたりつながりのあるものにして、12月の発表までに完成させることができたらと思います!

“志金”のつかいみちに関しては、「松・竹・梅」の優先順位をつけ、いくら何に使うのかを積み上げることでより具体的になるのではという意見もいただきました。


今後はいよいよファンドレイザー・トレーニーによる“志金”調達計画作成のためのペルソナシート作成とドナーピラミッド作成です。

ここまではともに考え進めてきましたが、ミーティングのやり方や時間の使い方も少し変わってきます。

12月の発表に向けて正味2か月、また一つ季節が変わるころには、それぞれの団体が今よりはっきりとビジョン達成までの道筋が見えているようにできたらと思います。