【レポート】WILL2023@オンライン:「定例オンライン会議(5) 」を開催しました

第5回目の定例オンライン会議のレポートを、ファンドレイザーとして参加している宇都宮まちづくり市民工房の土崎雄祐(つっちー)がお届けします。


季節は夏から秋に移り変わり(ところによっては残暑が厳しいですが…)、この定例ミーティングも折り返しが見えてきました。

今回も前回に引き続き、「ロジックモデル(どう解決するか?)」がテーマです。


各団体の発表は、(ありがちな左から…ではなく)、右に書いている「長期成果」から順番に説明し、左に書いている「活動」や「結果」との間に論理的な飛躍がないかどうか、確認しながら進めました。


まずは「こども未来」さん。

前回に引き続き、「ビジョン」と「ミッション」の確認です。

■ビジョン(ありたい社会像)

医療的ケア児者と家族が住み慣れた地域でいつまでも笑顔で、安心した生活を送ることができる社会をつくる。

■ミッション(団体が果たす役割)

(1) 医療的ケア児者と家族の困り事を調査・把握して、叶える。

(2) 地域に足りないサービスや場所をつくり、医療的ケア児者と家族のよりどころとなる。

(3) 他団体と連携して足りないサービス・場所を埋めながら、必要な人材を育成する。


前回の定例ミーティングでの議論を踏まえ、ブラッシュアップしたロジックモデルが下記の図です。


前回に比べ、主語が明確になっています。

一方で、定量的に確認できるような短期成果を設定する必要があるとの指摘や、コミュニティのつくり方や行政に対する働きかけについて、具体的な方策に関する質問もありました。

ロジックモデルにおける「縦のつながり」や、ミッションとの整合性を表現するのが、さらなるブラッシュアップに向けた課題と言えそうです。


次に「うりずん」さん。

こちらも、前回に引き続き、「ビジョン」と「ミッション」の確認です。

■ビジョン

障がいのある人もない人も共に助け合える社会

■ミッション

医療的ケア児と家族が楽しく安心して過ごせるために必要なサービス・仕組みを作り続ける。


前回の定例ミーティングでの議論を踏まえ、ブラッシュアップしたロジックモデルが下記の図です。


前回から変わったところとして、言葉の使い方を整理し、資源や活動の記載内容が増えています。

長期成果やビジョンの実現した際の具体的な状態、「自立」の捉え方について議論を深めました。

直近(2024年度)の成果を確認するための指標を設定したほうがいいのではないかという意見も出ました。


次回からは「“志金”のつかいみち」の議論に入ります。

年末の報告会に向けて、後半戦も盛り上がっていきましょう!