【レポート】WILL2023@オンライン: ファンドレイザーもNPO法人こども未来(京都府京都市)を訪問しました
NPO法人こども未来(重心型放課後等デイサービスsunny)の石我です。
先日訪問してくれためぐるの木村さん、長谷川さん、トレーニーの俣野さんに続き、今回はNPO法人こども未来が運営する(1) 小規模認可保育園「こどもみらい園」(2) 重心型放課後等デイサービスSunnyへ、ファンドレイザーの山本彩海さん、岸本尚子さん、岸本英嗣さんにお越しいただきました。
当法人設立のきっかけは、理事長のお子さんが医療的ケア児・重症児であり、当時預けられる施設がなかったところから始まっています。
(1) 小規模認可保育園「こどもみらい園」
医療的ケア児・重症児のお子さんをお持ちの父親が集まる「父の会」で、預けられる施設がなくお母さんたちも困っているという話になり、なければつくるしかないということで「こどもみらい園」はできました。
さまざまな職種の父親同士の協力によって園が完成し、内装等もお父さんたちの協力のもと実施しています。
そのため、エントランスはバギーが入りやすいよう広くつくっており、医療的ケア児の急変時にも対応できるよう医務室もつくっています。
また、汗をかきやすい年ごろでもありますので、シャワーを浴びれるように設備も整えております。
当法人の特色として、親御さんの負担を軽減したいという思いからオムツの無償提供や音楽療法を提供させていただいています。
制度上は0~2歳のお子さんが対象ですが、医療的ケア児のお子さんは小学校に上がるまでお預かりでき、垣根を越えて同じ空間で保育を提供できるよう、環境・職員配置等に配慮しています。
(2) 重心型放課後等デイサービスSunny
小学校以上の年齢になると、また預けられる施設がなく困るといった悩みが聞かれるようになっていました。
そこで、放課後に医療的ケア児や重症児を預けられる施設がないのであればつくるしかないという結論に至り、重心型放課後等デイサービスSunnyが完成しました。
保育園の時と同様にパパたちに協力してもらい、内装等もつくっていきました。
親御さんのお話を聞いていく中で、「相談に乗ってくれる人がいない」「医療的ケア児・重症児を対象にしている訪問看護やリハビリが少ない」といった声があったので、今後Sunnyで相談支援事業所や訪問看護ステーションが開設できるよう、行政とも相談しながらスペースを確保しております。
Sunnyの特色としては、意思疎通支援として視線入力装置を取り入れています。
また、医療的ケア児・重症児をお風呂に入れるのが大変だという声を聞いていたので、完全ボランティアにはなりますが、入浴できるよう設備も整えております。
ファンドレイザーのみなさまとも実際にお会いしてお話できて本当によかったと感じております。
現場の生の声をできるだけお伝えできていればよいなと思うと同時に、今後のミーティングの一助になればと思います。
この度はファンドレイザーの山本彩海さん、岸本尚子さん、岸本英嗣さん、NPO法人こども未来の2施設の見学にお越しいただき、ありがとうございました。
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