【レポート】WILL2022@オンライン:「成果報告会」を開催しました
WILL2022@オンラインにトレーニーとして参加している西尾です。
今回は、いよいよ半年間の集大成となる成果報告会でした。
参加各チームが、「社会を変える」計画と“志金”調達計画を発表し、参加者に支援の必要性を熱く呼びかけました。
各チームとも、前回の定例ミーティングから今日の報告会までの間、提出ぎりぎりまで何度もミーティングを重ねた結果、集大成にふさわしいすばらしい発表となりました。
私は、寺子屋方丈舎チームのトレーニーとして“志金”調達計画を発表させていただきました。
プログラムの参加当初は、半年後に本当に“志金”調達計画を作成することができるのか、非常に不安でした。
しかし、「変化の法則」「相関図」「ロジックモデル」等を使って、チームのみなさんと「あれはどうだろう? これはどうだろう?」と悩みながら何度も話し合い、知恵を出し合って修正しながらようやく完成することができました。
その時は大きな達成感がありましたし、寺子屋方丈舎さんのフリースクール事業に対する熱い思いを感じることができました。
今回、金融機関の立場で参加させていただき、第三者視点での課題整理や新たな取り組みの提案が重要だと実感することができました。
本プログラムで得た経験や知識を、日々の実務に活かしていきたいと思います。
半年という長期間に加え、現地訪問までさせていただき、本当にありがとうございました。
【参考】WILL2022@オンライン:「成果報告会」参加者の声(参加申込者数:185名)
・構造化された進行・発表、みなさまの熱い思いが印象的でした。
・団体、伴走者、トレーニー、ファンドレイザーの多様な立場での学びの成果が共有されたことで、このプログラムの価値と可能性を非常に感じました。
・報告会の発表の資料、内容が想像以上に高く、気づき、学びがありました。違った分野の人間が6か月ひとつのことに集中するよさが出ていたと思います。
・木村さんの借り物競走のハブとしての地域金融機関という視点が印象に残ります。
・この活動によって、社会課題の現場に触れ、施策を考える経験をする金融機関の方たちのネットワークが拡大しつつあるということに期待が高まります。
・成果報告をお聞きして、高齢者や子どもの社会の中での役割について考えさせられました。配慮すべき対象として扱うのではなく、社会に必要な存在で、役割を持ってもらうということが、高齢者・子どもの幸福度(ウェルビーイング)の向上につながる、そういったことをめざされているのかなと感じました。私を含めた親世代や、じいじばあば世代の意識も、フラットな、包摂を意識した考え方や、子どもへのまなざしを増やしていきたいなと。自分も一行政官として、人の親としてやれること考えたいと思いました。ありがとうございました。
・ソーシャルビジネスがミッションを果たすためには、自団体だけの活動では限界があるので、連携しつなぎながら支援していくことが必要だと思っています。今日の2つの団体もそうでした。金融機関の方たちが課題を拾い、活動を分析し、外に伝わるよう見える化し、資金集めも考えてくれるのはとてもありがたいですね。団体さんも気づきが多いでしょうし、今後も続けていってください。
・『変化の法則』『相関図』『ロジックモデル』といった手法を用いることによって、その課題の身近にいない者でも理解しやすくすることができる。
・地方都市に暮らし、目の前のプロジェクトと向き合い続けていると「井の中の蛙、大海を知らず」では? と不安に思うことが少なくありません。しかし時どき、続きの「されどその空の蒼さを知る」機会に恵まれます。今日の報告会は、まさにそんな時間でした。
・同じ空の下で、こんなにすてきな挑戦をされている方たちがいるということを知り、とても励まされました。
・今日は1団体の成果報告までしか参加できず、後ほど後半の録画を拝見したいです。後半も見たいと思うくらい、団体の紹介、課題の整理、誰とどのように解決するか、“志金”の使い方までのストーリーができており、ここまで組織の中で言語化できた半年間のプロセスは、きっと想像を超えているくらい価値のある時間だったと感じました。私自身もこの流れを意識して自分の団体を整理してみたいと思いました。
・ひだまり創様の事業への思い等改めて知ることができ、共感できました。
・2団体ともとても時間をかけて向き合い、深掘りしていると思いました。本当にお疲れ様でした。ひだまり創さんの胸を張って言える状態じゃなかったところから、協力してもらいやすくなっているというのが印象的でした。また、寺子屋方丈舎さんの「こどもの社会参画の機会」と、社会に必要な人材を育てる場という視点は、不登校の子どもたちを信頼し、希望を持って、愛情を注いで育ててこられたからこそだと思いました。そして、鈴木さんの「地域の力を借りる」という気づきが印象的でした。私も問う力を高められるようにしたいと思いました。最後の江上さんの実感がこもったモヤモヤもとても共感しました。
・凸と凹の説明や金融機関との協働など、1法人だけでなく、さまざまな方がかかわるからこそ、わかることやできることがあると実感しました。
・考えること、伝える工夫の大切さを学びました。
・資金を集めていく上で、自分たちの価値を社会に問うていくこと、そして力を借りていくことが必要であるという視点は、これまでのプログラム並びに今回の報告会を通して強く認識しました。
・社会課題解決が取り組む一人ひとりのパワーによって進められていくとして、それを活かすための金融機関の役割を考えるよい機会になりました。
・勇気を持って他者の力を借りられた第一歩が信頼関係を築くことにつながり、今後、地域等のみなさまからの応援を受けてみようという思いに至る経験をされたのだと理解しました。また、サポートをする側としては、自身のかかわりが社会を動かし、自分を含めた世界の変革につながっていくことを体感(他人事にしない)される機会になったのだと理解しました。
・「地域や社会の力を借りる」ことの大切さを実感した。自信をもって声をかけられるか、その準備をしているか、、、準備ができてないと思った。方丈舎さんの「こどもが社会参画する機会をつくる」は子ども・若者支援にとても重要な視点であると思った。金融機関に力を借りることを初めて考えた。ペルソナシートを作ってみようと思った。
・外部からの見え方を取り入れるということの重要性を改めて感じました。
・自団体の活動に自信を持って、地域社会を巻き込んでいくことが大事だと思いました。
・社会課題の解決にはいろいろな人の力を借りる必要があるということを改めて感じさせられました。動画を拝見して、プログラムにかかわった方の意識の変化を感じました。個人としてできることはある程度やっており、時間も限られているので、組織としてどのような取り組みをするか、仕組みをつくっていけるかが今後重要になるなと感じる内容でした。
・木村さんがずっと取り組んでいらっしゃることですが、地域の金融機関を巻き込むことの可能性や価値を改めて感じました。
・金融機関の方たちの考え方を理解できました。
・お金だけでなく、金融機関が持つ資源の借り物競争はもっと進めばいいなと強く思います。なかなか自分の地域の金融機関との関係性構築が難しいと感じているソーシャルビジネス事業者は多いと思います。その1つの手段になるプログラムだと思いました。
・価値がないと寄付は集められない。自信を持って社会に問えるように考えたいと思いました。
・この成果報告会自体に多くの学びがありましたが、きっとこのプログラムにかかわったみなさんはものすごい学びがあったのではないかと思います。発表者・発言者のみなさんの発言や表情からそれが伝わってきました。本来、人は誰かの役に立ちたいもの。ただ、どうつながってよいのかわからなかったり、どう伝えたらよいのかわからない。そんな時に、人、お金、情報、ネットワークを持つ地域金融機関には可能性がたくさんあると改めて感じました。
・参加された関係各位の気づきが得られたことがすばらしいと同時に、「気づいていない層」や「知らない層」にいかに伝えていくかの重要性も感じました。
・『変化の法則』や『ドナーピラミッド』など、課題等を可視化しながらストーリーをつくっていくことの重要性を改めて感じました。また、実践者の方たちの強い思いを感じることができました。ありがとうございました。
・多様な人たちが率直に話されていることが印象的でした。それはよかったこともそうですが、うまくいかなかったこともしっかり触れられており、失敗を話せる勇気と、話しても大丈夫だという場の安心感が、私の目には映っていました。きっと成長する上で、このプログラムにかかわることはすごく大切だと感じました。
・地域金融機関が事業者に寄り添った伴走支援を展開していること、資金調達のための計画づくり・ノウハウを伴走しながら学び合う方法は、高等教育機関にも改めて応用できるなと感じました。
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