【レポート】WILL2025@オンライン:「オリエンテーション」を開催しました

WILL2025@オンラインにファンドレイザーとして参加している大塚です。


2025年7月2日、WILL2025のオリエンテーションが開催されました。

今回の参加者は、事務局の合同会社めぐるから2名、トレーニー4名、ファンドレイザー4名(1名は欠席、1名は早退)でした。


チェックイン:「いよいよ始まる」緊張と期待が入り混じる空気


オリエンテーションの冒頭では、参加者一人ひとりが今の気持ちをチャットに書き込む「チェックイン」の時間が設けられました。

「ワクワク」「元気いっぱい」「期待値大」など、緊張しながらも前向きな気持ちが飛び交い、和やかな雰囲気の中でスタートしました。


オリエンテーションの目的とWILLの全体像


今回のオリエンテーションの目的は、これからの半年間のプログラムの流れを共有し、支援先団体への理解を深めることにありました。

WILLでは、半年間を通して「社会を変える」計画を各支援先団体とともに策定していきます。

前半3か月ではその計画の骨子をつくり、後半3か月では、それをどのように支援者に届けていくかを提案の形に落とし込んでいきます。

「社会を変える」計画が求められる背景には、いわゆる“支援性の高いお金”を集める必要があります。

単なる事業計画ではなく、「そのお金が投じられることで社会がどう変わるのか」を可視化することが、この半年間のテーマです。


今年の支援先について


それぞれの団体と面談した内容については、事務局の合同会社めぐる・長谷川さんから共有がありました。

支援先(1) :一般社団法人ヒトノネ

まず紹介されたのは、岐阜県岐阜市で探究型児童支援、放課後デイサービス、不登校児支援、中高生の居場所づくりなどを行っている「ヒトノネ」さん。

代表の篠田さんを中心に、地域の若者に寄り添う活動を展開しています。

これまでのクラウドファンディング実績、他団体との連携、他地域とのネットワークなどからも、活動の広がりと信頼の厚さが感じられました。

支援先(2) :NPO法人ユアフィールドつくば

続いて紹介されたのは、茨城県つくば市を拠点に活動する「ユアフィールドつくば」さん。

障がいのある方たちの余暇支援や就労支援を軸に、農福連携や地域との協働にも力を入れている団体です。

特に印象的だったのは、「関わってくれる人を寄付者に」という姿勢。

事業やイベントなどを通じて応援したくなる関係性を築き、そこから寄付につなげていくスタンスは、今後のファンドレイジングにも多くの示唆を与えてくれました。


最後に


「社会を変える」計画を支援先とともに構想し、実行可能な形にまで落とし込んでいくこの半年間。

寄付の設計にとどまらず、地域・社会との関係性をどう築くかという根本から見直す、実践的な場となります。

「正解はない」「やってみないとわからない」。

そんな言葉が繰り返されましたが、それこそが、このプログラムの魅力であり醍醐味でもあります。

次回からは、トレーニーとファンドレイザーが2つのチームに分かれ、支援先のみなさんとともに手を動かし、議論を交わしながら、いよいよ本格的な活動が始まります。