【レポート】WILL2024@オンライン:「定例オンライン会議(9) 」を開催しました
WILL2024@オンラインにファンドレイザーとして参加している赤間(あかま)です。
12月3日(火) に開催されました定例オンライン会議(9) の内容をレポートします。
成果報告会前、最後の定例会議となりました。
これまで約半年間、ずっと走り続けてきましたが、いよいよフィナーレが近づいてきました。
本日はプレ報告会ということで、それぞれ背景となる社会課題に対する明確な問題意識と、具体的な解決策(ロジックモデルに基づく活動計画)の提示、活動への寄付・支援依頼のプレゼンテーションを実施しました。
その後、フィードバックタイムとなり、外部連携(企業や地域社会)の可能性や具体的な寄付・支援者へのアプローチ方法について活発な意見交換が行われました。
以下、詳細のレポートとなります。
まずは成果報告会当日の概要やスケジュールについて、めぐるのきむさんから説明がありました。
成果報告会参加申込者は12月3日の時点で26名とのこと。
現時点で必ずやすばらしい報告会になるであろうと確信しており、WILL2024の意義のある取り組みや、これまでの私たちの歩みを1人でも多くの方にぜひ見届けていただきたいと考えております。
詳細・お申し込みはこちらをご覧ください。
続いて、成果報告会参加申込者の声や参加動機(一部抜粋)について紹介がありました。
●発表団体が参加銀行と関係があり、興味があるため。
●ファンドレイザーとして、各団体の資金計画とロジックモデルを学びたいため。
●WILLの参加者として、これまでの積み重ねを別の視点から見聞きしたいため。
●支援先である「支援センターあんしん」への支援策を知りたいため。
●所属団体が社会事業家のプラットフォームであり、テーマに共通性があるため。
●地元のあかぎ信組が参加しており、伴走支援について学びたいため。
●ソーシャルビジネス支援システムを学びたいため。
●Sinceの活動に興味があるため。
●WILL2022トレーニーとして参加していたため。
●所属企業として寄付の可能性を広げたいため。
●計画の実現方法、寄付を後押しする要因、組織としての参加方法(特に金融機関の参加促進の難しさ)、Sinceを利用する子どものwell-beingやスタッフの気づきについて知りたい。
さまざまな方がWILLに関心を持っていただけていることが伝わってきて、当日の報告会への意識がより高まりました。
その後は、いよいよ本日の本題である成果報告会前のプレ発表会(プレゼンと各支援先への提案内容の共有会)です。
次回が本番ということもあり、これまでとは違って緊張感が漂う中、本番さながらの雰囲気の中、「Since」と「支援センターあんしん」2団体のプレゼンテーションが行われました。
1.Since(まなてぃー)
●団体紹介:自身が学校生活で苦しい経験をしたことから、大学生時代に居場所活動をスタートし、NPOを立ち上げた経緯を紹介
●変化の法則
・社会的孤立:家に引きこもり、社会的な接点が乏しくなること。エピソードとストーリーを交えて説明
・社会的自立の難しさ:学習・体験の機会が減少し、成功・失敗体験の不足による自己効力感の低下。将来の自立への不安
・継続的な居場所としての機能と自立支援機能の両立
● 相関図:居場所・学びの機会の提供
● ロジックモデル:ビジョン・ミッション、長期・中期成果、活動内容を説明
● “志金”のつかいみち:
・誰もが参加できる居場所の提供(ナイトステイ)
・子どもが創る地域マルシェの実施
・居場所と機会の拡充に係る調査
2.支援センターあんしん(まなぶさん)
●団体紹介:重度知的障害者の日中活動の場として2002年に設立。延べ165名の利用者、働く支援と複数の事業を運営
●変化の法則
・地域生活支援、働く支援に注力。工賃向上をめざしている
・工賃と生活保護世帯の収入比較から、工賃だけでは解決できない問題を指摘(人口問題の影響)
●相関図:障がい者を中心とした図と、地域全体を包含する図を使用
・十日町市の現状:消滅可能性自治体であるという課題を提示
・地域支援事業:マッチング支援事業、障がい者にも優しい街づくり事業、帰る旅事業
●ロジックモデル:生涯支援事業と新たに取り組む部分を説明
●“志金”のつかいみち:
・支出:HP情報誌、マッチング支援、あんしんチケット(トイレットペーパー)、帰る旅運営費、次年度積立
・収入:クラウドファンディング180万円、十日町応援寄付金60万円、マンスリーサポーター
発表の後は、それぞれのGOODポイントやMOREポイントなど、活発な意見交換やフィードバックを行い、次回に向けた改善点などもより明確になりました。
いよいよ次回は、成果報告会当日となります。
この半年の集大成として、ソーシャルセクター全体にも波及していくような熱量のある報告会にできるように、最後まで走り抜けていきたいと思っています。
次回のレポートもお楽しみに。
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